少ないモノで気持ちよく片づいた部屋、いたるところに見られる暮らしやすさの工夫。だれもが使いやすい収納。
著者・さよさんのお宅は、今やシンプルライフのお手本ともいえるような、居心地のよい空間です。
ですが、3年前までは、まったく逆でした。
片づけベタ、めんどくさがり、家事が苦手なまま迎えた40代後半。
まわりを見回すと、取り込んだ洗濯物の山、テーブルの上には書類や郵便物の山、シンクの中には食器や鍋やザルが山のよう。脱いだ服や荷物は、そこかしこに置きっぱなし。出かけるときは「着る服がない!」、外に出れば「カギ、閉めたっけ?」、家に帰るとモノだらけの部屋にげんなりし、そばにいる家族に当たってしまい後悔する日々……。
50歳のある日、「こんな暮らしを何とかしなければ」と、自分なりのシンプルライフを探しはじめました。
本書では、どんなふうにして“片づけられない女”だった自分を動かし、モノ減らしと片づけを進めていったか、試行錯誤の中から導き出した方法と、続けるための工夫を紹介します。
いろいろ試してわかった「使いやすいしまい方」「家事をラクにこなすコツ」「50代からのモノ選びのヒント」も紹介。
片づいた暮らしを望みつつ、何度も挫折を繰り返してきた方々にぜひ読んでいただきたい一冊です。