あらすじ英国コスタブック賞、受賞作品。 文明が滅びた世界。ひとりの少女が立ち上がる…。 黒い髪に茶色の瞳をもつ少女サバ、輝く金髪に青い瞳の少年ルーは、冬至の日に生まれた双子だ。冬至生まれの男の子は特別な力を宿すとされ、王はその力を我がものとするため、夏至の前夜に、彼を生け贄にするつもりだという。捕らえられた牢の中で、それを知ったサバは、仲間と脱出を試みるが、そこは狂った王が支配する地獄のような世界だった…。王の住む地ははるか遠く、夏至は目前に迫っている。彼女は兄を見つけだすことができるのか…!?