ハンサムで冷酷な悪党の隠れ家で、
私を弄ぶ男がどんどん増えて…。
「ハンサムな盗賊か海賊にさらわれて、無理やり体を奪われてみたいわ」
たくましくて冷酷な悪党の隠れ家に閉じこめられたあげく、情熱のとりこになる。
そのようすをほかの男たちに見られて、いけないことをされ、快感を覚える――
そんな破廉恥な空想を、裁縫サークルで語ったプルーデンスは、帰り道でも相変わらず妄想に耽っていた。
馴れ馴れしい愛撫やキスを受け、極限まで快感をあおりたてられる自分の姿を想像して。
ところが、近道をしようとひとけのない裏通りに入ると、突然、背後から重い足音が聞こえてきて、羽交い絞めにされてしまった!
目隠しをされ、乱暴に馬車に押し込まれる。「動くな」
異国風の刺激的な香りを漂わせた男がうなり、プルーデンスを組み伏せた。
片手で胸をわしづかみにし、反対の手は下のほうをさぐりまわす。やがて小刻みに動く指が、ついに秘密の場所にもぐりこんできた。
「お願い……いけません……もうだめ……」言葉とは裏腹に、体は熱くなっていくばかりで……。