さらに奥まで舌をもぐりこませる。
熱い蜜があふれてきた。
結婚記念のお祝いで、わたしたち夫婦はマイアミへ旅行に出かけた。
淫猥なクラブのダンスフロアで夜更けまで踊りつづけていると、近くで腰をくねらせていた若い女が話しかけてきた。
かなり酔っていた。気づいたときには3人で宿泊先のホテルのベッドに倒れこんでいた。
わたしと女はあわただしく服を脱ぎ、夫のシャツとズボンをはぎとった。
ブラとTバック姿になった女が夫の隣に腰かけ、コックを口に含む。
夫がわたしに顔を向けてきた――狼狽と快感がないまぜになった面持ちで。
わたしは自分のブラをむしりとり、仲間に加わった。わたしと女の舌が並外れて立派なコックのまわりでもつれ合う。
やがて、夫がうなり声をもらし、両手でシーツを握りしめた。オーガズムが間近に迫っているのだ。
わたしは女に主導権を譲った。質量を増した夫のモノを女は両手でいたぶり、舌を刀身にそって躍らせる。
夫がかすれ声をしぼり出した。「ああ……もうがまんできない」