イクことを禁じられて3週間──
ああ、淫らなご褒美が待ち遠しい。
支配するよりもされる側になりたい――“M”の恋人と別れたあと、そんな願望に取り憑かれていたハドリーは、
仕事で知り合ったセクシーなトレーナー、フロストに強烈に引きつけられた。
190センチを超える長身。厚い胸板に筋肉質の腕。圧倒的なオーラ。
彼とファックしたい。今夜彼がアパートメントへ来てくれるなら、ベッドの柱に縛りつけられて鞭打たれても構わないわ。
ハドリーは彼に言った。「あなたの指導を受けたいの」
だが誘惑の言葉は冷たく拒まれ、フロストに激しく攻められたい願望をSMクラブで満たしていたある日……。
ハドリーは気づいた。“S”に屈辱的な姿でいたぶられる自分を、フロストが見ていることに。
帰らないで。お願いだから――彼女は目で訴えた。駐車場に出ると、フロストがいた。ハドリーを車に乗せるやいなや、彼は強く命じた。「服を脱げ」そして腹這いにした彼女の肌に両手を滑らせ、ショーツを引き下ろし……。