魔法使いの名門公爵家、ヴァリア家の令嬢ティナは魔法の力に目覚めず、家族から虐げられる日々を送っていた。ある日、ティナは一族で稀にしか発現しない、黒魔法に目覚める。しかし、それは呪いの力と呼ばれ、忌み嫌われるものであった。ティナは山奥の小屋に幽閉されることとなる。幽閉から1年、心身ともにボロボロになったティナの元に、謎の貴公子が現れ、ティナを救い出す。目を覚ましたティナの前にいたのは、聖魔法を司る魔法名門家、ローライト公爵家の当主、ライナー公爵だった。ライナー公爵の愛でティナの心は徐々に癒されていくが、ティナは幸せを手にすることができるのだろうか ––