あらすじ伯爵家二男メルヴィンは家を出て冒険者をしていたが後継者である兄、アルヴァルが危篤だと、連れ戻された。だが「危篤」というのはある意味では嘘で、ある程度は真実であった。帰り着いた頃には生命の危機から逃れていたアルヴァルだが、どういうわけかメルヴィンへと継承権を置き換えると言う。意味がわからずメルヴィンは兄を見舞う。そこには奇病により性別が変わってしまった兄。「……勃起もんじゃねーか……ッ」呆然としながらもメルヴィンがこぼしたひと言がこれであった。