〈あらすじ〉お父様の死亡フラグを回避して、ほっとしたのもつかの間。ジュリアスから、想定していなかった話を聞かされた。「ディアドラ様には、魔王城の財政事情をお話ししておこうかと」うち、貧乏だったの? お父様は魔族の王様なのに!?でもそれなら、遊ぶお店が一つもない魔族の町に、娯楽施設を作ろう。大好きな小説をたくさん読めるお店――小説喫茶を!渋るお父様を説得して、人間の町まで買い出しに出られることになった。でもジュリアスとカルラには、別の思惑があるようで。「ディアドラ様とカルラ様が城を留守にするタイミングは、彼らにとって絶好の機会に映るのでは、と」「ふうん、誘い出そうってことか?」不穏な空気が漂うなか、人間の住む大陸、フィオデルフィアへ。それぞれの思惑が交わる第二巻!〈著者からの一言〉主人公たちの行動範囲が、魔族の大陸の外にぐっと広がる第二巻。書き下ろしのSSには、今回も父娘のほのぼの+αを詰めました。楽しんでいただけたら嬉しいです!