自分が引退しても、我が子のように大切な会社には末永く続いてほしい――経営者の願いも虚しく、中小企業の後継者不足が問題となって久しい。二人の息子のどちらかに会社を継がせたい、洋菓子店の二代目社長。社内に目ぼしい人材がいないとボヤく、ワンマンバッグメーカー社長。社長の急な逝去により外国人オーナーのもとで働くこととなった、刃物メーカー社員。会社の行く末に三者三様の悩みを抱える人々に、型破りな中小企業診断士・北川は、前代未聞の経営改革案を提示する。『県庁の星』著者がおくる、痛快お仕事エンタテインメント!