既刊(1巻)

昼、介護職。夜、デリヘル嬢。

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1,300
人間の、最後に残る欲望は何か? ―――僧侶であり作家、家田荘子の新境地。日本の貧困と煩悩を炙り出す。「ここ(介護施設)は、死を待つ監獄(かんごく)。三畳くらいのお部屋が、その人の死ぬまでの生活の場所。寝たきりの人なら、一畳分のベッドの上がすべての生活の空間です。左にティッシュ、右にタオル、生活必需品が全部ベッドの上の頭の所にあるんです。生活の場なら、そこで性の営みも行われてもいいはずですよね。ただただ毎日を過ごさなきゃいけないベッド生活で、生きていて良かったっていうか、生きていることの幸せを感じてもらえるようにしたいと、私はお手伝いしているんです」 ―― 本書に登場する女性の言葉より―――私は、何も答えられなかった。寝たきりの男性に、生きる希望を他にどう与えてあげることができるだろうか。目の前に生きる希望を失っている人がいたら、私は僧侶として何ができるだろうか。
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あらすじ

人間の、最後に残る欲望は何か? ―――僧侶であり作家、家田荘子の新境地。日本の貧困と煩悩を炙り出す。「ここ(介護施設)は、死を待つ監獄(かんごく)。三畳くらいのお部屋が、その人の死ぬまでの生活の場所。寝たきりの人なら、一畳分のベッドの上がすべての生活の空間です。左にティッシュ、右にタオル、生活必需品が全部ベッドの上の頭の所にあるんです。生活の場なら、そこで性の営みも行われてもいいはずですよね。ただただ毎日を過ごさなきゃいけないベッド生活で、生きていて良かったっていうか、生きていることの幸せを感じてもらえるようにしたいと、私はお手伝いしているんです」 ―― 本書に登場する女性の言葉より―――私は、何も答えられなかった。寝たきりの男性に、生きる希望を他にどう与えてあげることができるだろうか。目の前に生きる希望を失っている人がいたら、私は僧侶として何ができるだろうか。

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