年老いた両親を看取り、故郷へ戻った孤独な四十路男は、十代の自由奔放な従姪と再会し翻弄されていく……。四十八歳のフリーライター・高倉は老いた両親を看取り、二十八年ぶりに故郷の土地へ戻ってきた。そして、波瀾万丈な人生の黄昏で手に入れたささやかな独り暮らしを楽しむはずが、傍若無人な三十歳年下の従姪・冬峰葉名に押し倒されてしまう。「伯父さん、覚えてますか?」「……何をだ」「私は覚えてますよ」……六歳のときに結婚を約束したと言い出す彼女に、大病を患い、恋人・九葉十姫とも別れて不能に陥っていた高倉は困惑するが……。クールで残念な眼鏡美少女・葉名に弄ばれまくる、抵抗できない四十八歳の耐え難くも甘い煉獄の果ては破滅か再生か!?