シュメール、アッカド、ヒッタイトなど数々の古代文明が興隆し、滅亡していったメソポタミア地方。そこで育まれた数々の神話から、英雄ギルガメシュの冒険譚である「ギルガメシュ叙事詩」のほか、「バビロニアの創世記」や「イナンナ・ドゥムジの神話(イナンナの冥界下り)」、冥界の女王エレシュキガルの物語、さらには大洪水物語など、主だったものを取り上げ、その内容をやさしく紹介。いまでも人々を魅了しつづけ、さまざまなファンタジー作品の源泉にもなってきたこれらの神話。その魅力を第一人者が語り伝える、最も親しみやすい入門書。