あらすじ貧しい漁師がアッラーに祈りながら網を打つと、二匹の猿がかかった。その猿を使ってまた網を投げると、たくさんの魚が捕れた。彼の前には次々と運が開け始める。そして……(「貧乏カリーフの物語」)。他にも「黄色い若者の物語」や「ハサン・アル・バズリの冒険」など、シャハラザードの語りも五百夜を過ぎて、ますます巧みな展開が楽しめるお話の数々。