あらすじ《川端さん、私どうしても小説家になり度いのですの。幾度も云ってくどいようですが御鞭撻下さいましね。》(川端康成に宛てた手紙の一節)。岡本かの子全集第2巻。本巻には、芥川龍之介の隠れた日常を描き、文壇へのデビュー作となった「鶴は病みき」を収録。ほか初期の好篇「渾沌未分」「敵」など28篇を収める。