無垢な花嫁につけられた、
不名誉な名前の秘密とは……。
マリアンはある日、好色な輩に絡まれていたところを助けられ、
見知らぬ救世主の魅力的な瞳が脳裏から離れなくなった。
でも、私は“ロバートソンの淫売”と呼ばれ、一族から追放された身。
誰かに恋をするなんてありえない……。
一方、美しい娘を助けたダンカンは彼女のことが気になりつつ、
同盟を結ぶためにロバートソン氏族長のもとを訪れた。
友好の印に酒がふるまわれ、不覚にも酩酊したダンカンは、
マリアンの家に行くと、彼女を胸に抱いて唇を奪い、地面に倒れ込んだ。
それを氏族長に見咎められ、二人は結婚を余儀なくされる。
だが初夜の床でダンカンは驚いた――悪名高き妻はなんと、純潔だった!