わたしの愛する一人息子は、
初恋のあの人と同じ目をしている……。
身代が傾いたシャーロットの一族の屋敷を買い取ったのが、
かつて愛を捧げた恋人ローハンと知り、彼女は打ちのめされた。
シャーロットの兄が川で溺れて亡くなったあと、
兄と一緒にいたローハンは責めを負って、追われるように町を出ていった。
その彼が、幾年もの年月を経て今、大富豪となって再び彼女の前に現れた。
「これはわたしへの仕返しなの、ローハン?」
あまりの衝撃に気が遠くなり、その場に倒れ込んだシャーロットは、
彼の強くたくましい腕に抱え上げられたことにも気づかなかった。
ただ、ローハンに知られることが怖かった――7歳になる息子が、
彼と同じブルーダイヤモンドのような瞳をしていることを……。
*本書は、ハーレクイン・セレクトから既に配信されている作品のハーレクイン・イマージュ版となります。 ご購入の際は十分ご注意ください。