錬金術師のラケルスは、人類全体の幸福を理想に掲げて生命の霊薬の錬成に成功した。
しかし親友の裏切りでその技術は奪われ、ラケルス本人も都を追われて人間不信となり、いまでは故郷の村外れにある小屋で隠棲している。
数少ない理解者からの要請で薬を調合し生計を立てているラケルスは、素材採集のためゴミ捨て場を訪れると、ずだ袋に入れられて廃棄されたホムンクルスを見つけてしまう。
自身が生み出したホムンクルスが軍事利用され、人類に不幸をもたらしたという罪悪感に苛まれているラケルスは、今にも死んでしまいそうな彼女を連れ帰り、治療することにした。
治療のかいあって意識を取り戻したホムンクルスはメルと名乗り、命の恩人であるラケルスを主と定める。
家事だけでなく性的な奉仕にも積極的なメルに、ラケルスは快楽に抗えず…。