あらすじ松原染料の社長令嬢である一華は経営難の会社を救うために、ミヤサカの御曹司である斗真と政略結婚をすることとなった。だが、結婚相手の斗真には冷徹な人だという噂があって……。夢見る「しあわせな結婚生活」のため、一華はどうにか斗真と距離を縮めようと奮闘するも仕事で忙しい彼とはすれ違ってばかり。そんな二人の関係は、南の島でのバカンスをきっかけに少しずつ変わり始める。「きみがほかに気を取られて、はぐれたら大変だから」。繋がれた手はあたたかく、一華の心をときめかせた。そして心と身体が満たされた夜は、蕩けるように甘く激しく――。