聖エミリア女学院。
そこは街から少し離れた小山の上にあり、俗世から隔絶された清く美しい学び舎である。
しかしそれは表向きで、裏では訳ありの女子生徒を性的に教育し、富裕者の愛人として出荷するという闇の稼業を行っていた。
その調教役を担うのが、学院唯一の男である智哉だった。
中性的で線の細い容姿を持つ智哉は、ふだんはシスター依子と名乗り、修道服に身を包んで一部の女子生徒たちから人気を集める存在となっている。
そして、次期出荷予定の美少女、芽衣子が智哉の元を訪れる。
淫乱な体型だが性に対する認識が薄く純真無垢な芽衣子は、悪く言えば自分の意志を持たない空っぽの少女で、ギャンブルで身を持ち崩した両親の請願に流されるまま愛人候補となった。
しかし実際に愛人候補となって智哉と相対するうち、芽衣子の中に後悔や戸惑いなどの感情が生じはじめる。
それでも調教を受け入れるうち性に目覚めていく芽衣子は、智哉に対しても特別な感情を抱くようになり…。