ハミルトン伯爵家の次男坊として転生したルーカスは、異世界暮らしにハーレムの夢を抱いていた。しかし、この世界の貴族には貞淑を求める家風があり、思ったようには楽しめそうもない。しかし、ハミルトン家にはある家訓があった。それは、後継者でない男子は必ず、宝探しの旅に出るというものだ。ハミルトン家の祖先が隠したという、秘密の財産を見つけるためだが、だれも成功はしていない。そのまま失敗し、平民へと落とされることが多いのだが、それこそがルーカスの目的だった。貴族でなければ、この世界でも厳格な暮らしは強いられないし、隠し持ったチート能力があれば、もっと自由に生きることができるからだ。しかし、旅の途中で嵐に出会い、海で遭難してしまった彼が流れ着いたのは、女性だけが暮らしているという特殊な島だった。介抱してくれた美女エリシエと暮らすことになり、島の様々な事情に触れていくうちに、ルーカスはここがとんでもない楽園であることに気付く。島内唯一の男性となった彼に村長が依頼したのは、女性たちとの子作りだったからだ。それを存分に楽しみつつも、元気娘のシーラや、同じく流れ着いた貴族令嬢リズベットも巻き込んで、楽園島の秘密に迫る探索に乗り出すが!?