かつて、世界のほとんどを手中に収め、最強の魔族として君臨した、邪神アルフィス。勇者に打ち倒された彼は、施された封印によって、永き眠りについていた。その復活をもくろむ忠臣メイドのエーロの努力により、ついに封印は砕け散り、魔族の王として蘇ったが、その中身はなぜか、元フリーターの日本人、「中川大河」だった。魔族は今や、人間族の侵攻によって窮地に立たされている。そんな状況を変えるため、邪神として戦いに赴くが、人間たちを滅ぼしたくもない。エーロを筆頭に、魔族最強騎士のアンジェルたちを率いて情報を集めたアルフィスは、勇者モニカを懐柔することで、長きに亘った戦乱を収めることに成功した。これであとは、美女とのハーレム生活を残すのみ! そう思った矢先、邪神を狙う真の相手が、女神族であることを聞かされて、新たな行動を起こすことになるのだが……。