日本の仏師、彫刻家。高村光太郎の父。江戸時代明治時代を生き、上野の西郷隆盛像も制作。岡倉天心に請われ東京美術学校で教鞭を執り多くの弟子を輩出した。彫刻家としての自身の生い立ちや体験。幕末から明治にかけての庶民の生活を回想的に記録に残している。第七巻は「叡覧後の矮鶏のはなし」「佐竹の原繁昌のはなし」「佐竹の原へ大仏を拵えたはなし」「大仏の末路のあわれなはなし」「学校へ奉職した前後のはなし」「奈良見物に行ったことのはなし」「帝室技芸員の事」「楠公銅像の事」「馬専門の彫刻家のこと」「木彫の楠公を天覧に供えたはなし」を収録。