日本の仏師、彫刻家。高村光太郎の父。江戸時代明治時代を生き、上野の西郷隆盛像も制作。岡倉天心に請われ東京美術学校で教鞭を執り多くの弟子を輩出した。彫刻家としての自身の生い立ちや体験。幕末から明治にかけての庶民の生活を回想的に記録に残している。第六巻は「大隈綾子刀自の思い出」「皇居御造営の事、鏡縁、欄間を彫ったはなし」「葉茶屋の狆のはなし」 「良き狆のモデルを得たはなし」「四頭の狆を製作したはなし」「鶏の製作を引き受けたはなし」「矮鶏のモデルを探したはなし」「矮鶏の製作に取り掛かったこと」「矮鶏の作が計らず展覧会に出品されたいきさつ」「聖上行幸当日のはなし」を収録。