日本の仏師、彫刻家。高村光太郎の父。江戸時代明治時代を生き、上野の西郷隆盛像も制作。岡倉天心に請われ東京美術学校で教鞭を執り多くの弟子を輩出した。彫刻家としての自身の生い立ちや体験。幕末から明治にかけての庶民の生活を回想的に記録に残している。第四巻は「神仏混淆廃止改革されたはなし」「本所五ツ目の羅漢寺のこと」「蠑螺堂百観音の成り行き」「私の守り本尊のはなし」「実物写生ということのはなし」「脂土や石膏に心を惹かれたはなし」「鋳物の仕事をしたはなし」「象牙彫り全盛時代のはなし」「牙彫りを排し木彫りに固執したはなし」「貿易品の型彫りをしたはなし」を収録。