日本の仏師、彫刻家。高村光太郎の父。江戸時代明治時代を生き、上野の西郷隆盛像も制作。岡倉天心に請われ東京美術学校で教鞭を執り多くの弟子を輩出した。彫刻家としての自身の生い立ちや体験。幕末から明治にかけての庶民の生活を回想的に記録に残している。第二巻は「大火以前の雷門附近」「名高かった店などの印象」「浅草の大火のはなし」「猛火の中の私たち」「焼け跡の身惨なはなし」「その頃の消防夫のことなど」「猫と鼠のはなし」「一度家に帰り父に誡められたはなし」「上野戦争当時のことなど」「遊芸には縁のなかったはなし」を収録。