80年代アイドル曲の作詞家として活躍した著者が、エッセイストへ転身したわけは、
難病(若年発症型両側性感音難聴)の進行でした。
そして、人工内耳を入れた今、66歳にして、音とともに新たな人生を始めました。
それも、古い小屋を夫婦でセルフリノベーションして
自分に素直に、自由な気持ちで。まさに、家も人生もリノベーション!
目次
Chapter 1
60代は、好きなものと素のままで
鹿が棲む水辺へ/鹿の声が私のトロフィー/猫がくれたアイディア/窓は天使の羽のよう/
書斎の話/痩せっぽちのトルソー/ウォーター・クローゼット/
ベルギーの脚立はキャットタワー/ロンドンで買ったアンティーク/玄関のダブルドア/
麻のシーツがカーテンになる/琵琶湖で生まれる真珠
Chapter 2
季節は流れる水とともに
琵琶湖の小さな物語/春は風とともにやってくる/うつむく花 笑う花/水鏡に映る夢/
初夏を数える 草を覚える/水をつかむ、風をつかむ/終わったあとに始まる秋/
天空散歩の夢の午後/火の季節になりました/琵琶湖も白鳥の湖/何もないから暖かい
Chapter 3
好きな場所、好きな家を自分たちの手で、もっと好きに
日本の湖水地方を探して/ビンテージの小屋にときめく/湖畔のスケルトン/
サブウェイタイルを張る/住みながらセルフ・リノベーション/
デッキは日常のしあわせを教えてくれる/カフェのようなキッチンにしたい/
シンボルツリーは桂の木/やっぱり水が好き/
蜃気楼も見える場所/大切な人たちを大好きな場所に
Chapter 4
元気と愉しみをくれるのは、猫と夫と母と
私と猫と虹と/ロッタちゃんのショーケース/飛行機を歩いた猫/湖畔の黒猫物語/
銀貨草(ルナリア)という猫がいました/さくら耳になった猫/
母猫が教えてくれた大切なこと/ゆっくりとゆっくりと、湖水へと/
薪ストーブとフォレストワーカーと/観葉植物から「暮らし」が生まれる/
静けさはやさしい音に満ち溢れている/水辺へ流れていた