あらすじその地獄の日々は、神の御業か人の仕業か。 戦火はついに本土に及ぶ。祖国・イタリアの降伏と同時に日本の“敵国人”となった主人公一家にさらなる苦難が訪れる。わずかに芽生える人と人の繋がりも「戦争」に圧殺されゆく日々。頭上を飛来する爆撃機から降り注ぐ焼夷弾は、彼らの運命をさらに揺るがして……!? 過酷な日々の中で、人間の尊厳を守り生命の灯を燃やし続けた、実在のある家族の物語。