結局は、正しい知識が、がんに向き合う最大の “武器”。
ネットに出回る不確かな記事を読む前に、ぜひ本書を手に取ってください!
がんは医療の進展で「不治の病」とは呼ばれなくなってきました。
でもそれゆえに、がんにかかった人にとって重要になってきているのが、
治療と向き合いながらも、“自分らしい生活” を送ること。
がん治療の現状を知って、正しい知識を得ることができれば、
“自分らしい生活”は実現できます。
「抗がん剤の副作用は?」
「術後の食生活は?」
「免疫療法の可能性は?」……などなど。
断片的・断定的なネット記事で、もしかしたら誤解していることが
とても多いかもしれません。
本書の丁寧な記事と図解で、ぜひ “正しい知識”を手に入れてください。
[コンテンツ]
第1章)手術後の早期回復のために
●自分の受けた手術をおさらいする
●手術後、早めに体を動かして回復を早める
●合併症で入院が長引く場合がある
●後遺症の対策を知り、よりよい暮らしを
●退院前に、日常生活の不安を解消しておく
第2章)手術後の補助化学療法について
●術後の抗がん剤治療で再発を防ぐ
●1年間の治療継続が寛解へのカギ
●適切な対策を行い、副作用を乗り越える
第3章)後遺症をおさえる食生活
●手術後の体に合った食生活に慣れていく
●おいしく気分よく食べるにはコツがある
●注意が必要な食品は食べすぎない
●食事がとりにくければ、調理に工夫を
●「主食・主菜・副菜」の食事を基本に
●1日に必要なエネルギー量を知っておく
第4章)退院後の生活と健康管理
●規則正しい生活で、体調を安定させる
●行動範囲を広げ、体力をとりもどす
●運動や食生活の改善で、便通を整える
●十分な休養と睡眠で体力の回復を
●入浴で血行を促進し、胃腸の働きを整える
●「おくすり手帳」を活用し、服薬管理を!
●定期検査を節目に、健康管理を進める
●家族は注意点だけおさえ、肩の力をぬく
第5章)再発・転移への備えと治療法
●残ったがん細胞が成長し、再発を起こす
●再発の発見には、定期検査が有用
●自覚症状で、再発に気づくことも……
●再発したら、主治医と治療方針を相談
●再発時は多くの場合、薬物療法を行う
●緩和ケアでがんの苦痛をやわらげる