40億年前の地球に初めての生命が誕生してから、生物はさまざまな進化を遂げてきた。砂漠や深海といった過酷な環境に適応したり、捕食能力を高めたり、工夫を凝らした繁殖を行ったりするのは、どれも進化という生存戦略の賜物である。そうした中、極限といえるほど特異な生態を得た生物たちがいる。一生水を飲まずに砂漠で暮らす「カンガルーネズミ」自分より大きな獲物を丸呑みする魚「オニボウズギス」越冬のたえに1年に8万キロ飛ぶ鳥「キョクアジサシ」自ら首を切り離して再生するウミウシ「コノハミドリガイ」など……驚きの能力を持つ生物たちを、美麗なイラストとともに紹介。多種多様な「極限生物」の姿を通して、生態の面白さや不可思議さに迫る一冊!