黒ギャルちゃんはキミだけを見てる　分冊版９

部活で水泳一筋だった井川クン、水泳部を引退してアルバイトに明け暮れる毎日だったが、ふと目にしたポスターにつられてナイトプールなるところにやって来た。しかしそこは、水泳とはほど遠いパリピの世界。場違いな井川クンは戸惑うばかりで、人目のないところで隠れるようにしていると「あれ…井川じゃん」声をかけてきたのは同じクラスの成瀬天音（あまね）だった。こちらは黒ギャル、いかにもリア充である。「いや…ナイトプールがこんな場所だって知らなくて…」と井川クン。いっぽう成瀬は友達と写真を撮りに来たんだそう。「ナイトプールってインスタ映えするでしょ？」ところが「プールに入れば痴漢ばっかり」プールサイドじゃナンパされて、ちょっとウンザリしているところだった。「もし面倒くさいなら俺　友達のフリしようか？」と何気に井川クンが言うと「井川　優しいじゃん」「それじゃあお願い」そう言って天音嬢はいきなり井川クンの上に跨るのであった。「男友達よりも彼氏のフリの方が効果あると思わない？」なんだか天音嬢、純情な井川クンに心ときめいたようで…。