タクシー運転手・弦一郎の彼女リナは黒ギャルのキャバ嬢である。数か月前、お店で酔いつぶれてしまった彼女を、家まで送迎したのがきっかけだった。リナはお酒が好きで話し好き。キャバで働けばいっぱい話せるしお金ももらえると思って勤め始めたのだが「どっちかっていうと聞き役になることが大事でぇ…」「ぜーんぜん自分のトーク出来ないからストレスたまるっていうかぁ」ということで、仕事の後はどうでもいい事でもすごくしゃべりたくなっちゃんだとか。要は喋り上戸だね。そのときもデロンデロンで喋りっぱなし。そのうちむにゃむにゃと寝落ちした。「お客さん着きましたよ」と声をかけるとリナ嬢「ベッドまで連れてってー」だと。生真面目な弦一郎は「あぁ…もう…しょうがないな…」と思うのだったが…。