紳士がスカートがたくし上げ、じっくりと味わっている。
お願い、お尻を叩いて! いい子にするから。
社交界の悪名高き放蕩者トマス・ボルトンは、
物欲しげな女ばかりの集うパーティーに飽き飽きしていた。
時間つぶしにウイスキーを片手に図書室に足を踏み入れると、そこには見慣れぬ優美な女性の姿が。
ふっくらした魅惑的な曲線を描く唇に、ぼくのモノをくわえさせたら……
きっと罪深いほど甘美な悦びを得られるだろう。
ズボンの下のピラニアがいち早くその妄想に気づき、かつてないほどの興奮を示して固くなる。
ところが、オリヴィアと名乗ったそのアメリカ人女性は、予想だにしない大胆な言葉を口にした。
男と女は恋愛というゲームにおいては敵同士だと。
そしてボルトンがありきたりの恋愛ごっこに飽きていると知るや、
限界ぎりぎりまで互いを挑発し合う、“肉欲のゲーム”を楽しもうともちかけてきた。