まだ足りないのか、この淫乱女!
さあ、何が欲しいか言うんだ。大勢の観客の前で。
アダルドグッズとともにスイートルームのウェルカム・バスケットの中にあった、秘密のパーティへの招待状。
好奇心に駆られ、夫と会場へ向かったわたしは、
部屋のあちこちで繰り広げられる淫靡なSMプレイに目を奪われた――
メイドの制服や真っ赤なラバースーツに身に包んだ女、両手首を背後で縛られた女……
黒いガーターベルトとハイヒールだけ身につけた拘束台の女は、
男に乗馬鞭で打たれると、獣のような声をあげて身をよじった。
赤い線の刻まれた肌を紅潮させ、むきだしの下半身からはいまにも蜜がしたたりそうだ。
そのとき、夫の指がわたしのドレスの上から下着を探り、愛撫を始めた。
それに気づいた人々が淫らな視線を向けてくる――ああ、もう我慢できない。見られてもかまわない。
「お行儀の悪いまねはやめるんだ」夫は悪魔のような笑みを浮かべた。