秘密の扉の向こうで、彼が愛人と貪りあっている。
私ではなく、あの男と…。
ミスター・ジェームズ・グラントは、イングランドの紳士だ。
彼はいま、駐在しているスコットランドの宿屋に秘密の小部屋を持ち、
ドゥガン・ムーアという労働者階級の若者を度々招いては、部屋の鍵をかける。
彼のブリーチズを荒々しく開き、いきり立つペニスをしゃぶってくれるドゥガン……。
ドゥガンは粗野だが、男も女も魅了する原始の美しさを併せ持っていた。
ミスター・グラントはそんなドゥガンに夢中だった。絶対に手放したくない。
だが男しか愛さない彼とは違い、ドゥガンが女も欲しているのはわかっている。
そしてあるときついに、ドゥガンが宿屋のメイドとも惹かれ合っていると知ったとき、
ミスター・グラントは、ドゥガンとのベッドに女を迎えるという苦渋の選択を迫られる。
女を組み敷き激しく動くドゥガンの尻はしかし、いつになく彼をそそることに気づき……。