あらすじ三万の軍勢を持って伊予(いよ)を攻め立てる茨城高成(いばらぎ・たかなり)軍。対する伊予軍はわずか九百。一縷の望みをかけた奇襲の計を巡らせる彦佐(ひこざ)は、天日干しの塩から天気の急変を読み、さらにはリンを含む土を燃やして、暗闇の中で敵陣への道を照らしてみせた! 高成を捕縛し、奇襲は成功! 次なる敵は、“うつけ”の仮面をかぶった底の知れぬ男、次男・高之(たかゆき)!