役に立たない雑談が最も役に立つ。●この本は、3人のために書きました。・1 「雑談の仕方がわからない」と言われる人。・2 「雑談のネタが見つからない」と言われる人・3 「雑談で、相手との距離を縮めたい」と言われる人。●雑談の定義・1 どうでもいい話・2 どうでもいい場所で話される話どうでもいい話こそ、実は大切な話なのです。雑な場所で話される大切な話は、会社の中にたくさんあります。ここでの会話を増やしてくことです。会社で部下から慕われて「あの人についていきたい」と言われる上司は、仕事ができる人ではありません。単に、コミュニケーションが上手な人です。とくに女性の部下の満足度が上がるのは、どうでもいい話をたくさんきいてあげた人です。これで上司へのリスペクトが決まります。これは、女性だけに限りません。男性社員も上司とどれだけコミュニケーションがとれたかで判断します。「自分は話ってもらっていない気がする」「あいつのほうがたくさん話してもらっている気がする」と思うのは、仕事の量で決まるわけではありません。どうでもいい話(雑談)ができたかどうかで決まるのです。■担当編集者のコメント人と会ったときにふと沈黙が続いてしまうことはありませんか?それが職場の苦手な同僚だったり、取引先の担当者だったり、はたまたエレベーターに乗り合わせた同じマンションの住人なんていうケースもあるでしょう。そんなときに、「話のネタが見つからない、なんだか気まずいなぁ……」と考えてしまうのは損です。こんなときにこそ「雑談力」は真価を発揮するのです。どんな相手でもたった数十秒の雑談がきっかけで、距離が縮まるかもしれません。同僚や取引先との雑談が盛り上がったことで、今後の仕事がよりスムーズになるかもしれません。あまり役に立ちそうにない雑談が、実は人生でいちばん役に立ったりするものです。本書で「雑談力」を正しく理解し、その技術を身につけることができれば、仕事もプライベートも今まで以上に充実するでしょう。「気まずい沈黙の時間を、雑談でチャンスに変えてみたい! 」そんな方はぜひこの本をご購入してみてください。■目次・第1章 たった5分の雑談で人生が変わる。・第2章 エレベーターの雑談で、チャンスがつかめる。・第3章 雑談することで、ネタが集まる。・第4章 廊下の雑談で、勝負がついている。・第5章 雑談で、距離が一気に縮まる。・第6章 雑談した人を、好きになる。■著者 中谷彰宏1959年、大阪府生まれ。早稲田大学第一文学部演劇学科卒業。博報堂に入社し、CMプランナーとして、CMの企画・演出をする。91年に独立し、株式会社中谷彰宏事務所を設立。「中谷塾」を主宰し、全国で講演・ワークショップ活動を行っている。(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)