なぜ、「ジャパネットたかた」は成功できたのか?地方の無名カメラ屋さんから、わずか25年あまりで誰もが知るところの抜群の知名度と売上約1930億円(2017年時点)のグループ企業へと変貌を遂げた「ジャパネットたかた」。「ジャパネットたかた」を育て上げた高田明氏の経営戦略の根底には、一体どんな信念があったのだろうか。いろいろ語りつくされた感もある「ジャパネットたかた」ではありますが、今回、同社の成長戦略と高田明氏の信念である「今を生きる。」という言葉の意味を再度検証しつつ、勝ち方の原理原則「ランチェスター法則」という視点から切り込んでみたいと思います。まずは「ランチェスター法則」とは何か、ということを理解していただき、「ジャパネットたかた」について見ていきましょう。■目次第1章 時代とともに「今を生き続ける成長戦略」 1「ジャパネットたかた」とは? 2ジャパネットグループの歩み 3ライフサイクルに見るジャパネットの成長と進化 (1)市場参入時期(導入期/1986年~1990年) (2)第一次成長期(1990年~2000年) (3)第二次成長期(2000年~2010年) (4)成熟期(2010年~現在)第2章 「今を生きる。」は変化への対応力 1「今」に最適な行動が進化・成長を生む 2「今」を生きると大ジャンプする瞬間がある 3月商55万円は1年で300万円に 4「今」を生きていると時代の流れが見えてくる第3章 「ランチェスター法則」と「ランチェスター戦略」 1「勝ち方の原理」と「勝つための戦い方」 2「ランチェスター戦略」の生まれた背景 (1)戦闘における勝ち負けのルール「ランチェスター法則」 (2)戦争の法則「クープマンモデル」 (3)競争戦略・販売戦略のバイブル「ランチェスター戦略」へ 3「ランチェスター法則」から勝ち方の原則を知る 4「ランチェスター法則」をビジネスに応用すると 5弱者・強者の戦い方とシェア理論 6弱者・強者の5大戦法第4章 「ジャパネットたかた」その成功要因を探る!第5章 ランチェスター視点で斬る! ジャパネットたかたの「戦闘力」第6章 気づかされた「ランチェスター法則」の新たな視点■著者 名和田 竜