わずか2年4カ月の短い間に、松陰はどのような教育を行っていたのだろうか?大河ドラマでも描かれていタ、松下村塾の人材育成術では、 二人の総理大臣をはじめ、幕末から明治の激動期において、国家の体勢を築き上げた多くの逸材を輩出しました。「なぜ、リーダーは教えないほうがいいのか」短い期間で若手を成長させ成果を上げたい人お試しあれ。今日の企業人教育や学校教育において、忙しさにまぎれて忘れている大切なことを、松陰は思い出させてくれます。本書は、高杉晋作、久坂玄瑞、伊藤博文などの具体的なケースをたどりつつ、松下村塾の教育を現代に応用するとどういうことが実現できるだろうか、という視点でいくつかの提言をしています。企業の経営者やマネジャー、人事教育スタッフ、そして学校の教育関係者などが、この本によりヒントを探り、日本の社会に活力を生むことにお役に立てれば望外の喜びです。本書では、『吉田松陰と松下村塾』の秘密を解き明かし、どう現代に応用するかまで迫ります。■目次序章 吉田松陰と松下村塾第一章 松下村塾の誕生と教育の変遷第二章 吉田松陰の教育第三章 松下村塾の教育 現代への応用■著者 桐村晋次