破天荒だが人気者・石川凜、16歳。人は彼を「天才」という。高校を中退し板前を目指し上京するもボクシングに出会い圧倒的才能を開花させていく。凜と出会った者たちは瞬間的に類まれなその才能に気づく――。動体視力、反射神経、凜はボクサーになるべく能力を持ち合わせていた。ひとりの天才少年がプロボクサーへの道をひたすらに突き進む物語の幕が開ける――。■目次■第40発 「おまえたちは奴隷だ 敵じゃない」第41発 「Shall we dance? (訳:踊るぞ この野郎)」第42発 「カシオリ付けてライセンス持ってこい」第43発 「やっぱ『コンてパン』っしょ」第44発 「中尾ピーク」第45発 「感触? 固くもなく柔らかくもなく」第46発 「師曰く『2本とも俺が買ったね』」第47発 「8月20日 開戦の日」