就職を機にひとりぼっちで上京した神谷千尋だが、その心は今にも折れそうだった。些細な不幸が積もり積もって、色々なことが空回り。誰かに相談したくても、今は深夜。周りを見回しても知り合いどころか人っこひとりもいない。・・・・・・でも狸ならいた。寂しさのあまり連れ帰ってしまったその狸、なんと人の言葉を喋りだし、おまけに自分は神様だと言い出して・・・・・・??『お嬢、いかがした? 何事かとそれがしに聞いて欲しそうな顔でござるな』こうして一日の出来事を神様に聞かせる日課が誕生した。“なんでも話せる相手がいる”、その温かさを合本版でもあなたにおとどけします。※本電子書籍は、『おかえりの神様』・『ただいまの神様』・『さよならの神様』・『おはようの神様』・『おやすみの神様』全5巻を1冊にまとめた合本版です。※本商品は1冊に全巻を収録した合本形式での配信となります。あらかじめご了承ください。