【「こういうこと、して欲しいんだろ?」】
ついに明かされた神楽家の惨劇と佐代との因縁。その惨劇は、いまだに神楽の夢の中で再現され彼を苦しめていた。「許すなんてできない…」とつぶやく神楽。
一方でホテルでの一夜以来、神楽のことばかり考えてしまう佐代。そんな佐代に対して神楽は、メールでも済むような内容のミーティングで佐代を個室に呼び出すようになる。
困惑しつつ、もっと一緒にいたい、話したいと思ってしまう佐代。そんな佐代を見透かすように食事に誘い出す神楽。それが二度続いたあと、佐代はとあることをきっかけに神楽のマンションを訪れることになる。
当たり前のようにシャワーを促す神楽とその先に起こることへの戸惑いと期待に揺れる佐代。佐代は神楽の本意をよそに沼にはまるようにのめり込んでいく。二人の愛憎劇はどこに向かっていくのか…。
※分冊版13~15収録