・コーポレート部門は何を拠り所にして最低限何をするのか分かりやすく解説します。ESG誕生に関与したコフィ・アナン前国連事務総長の想いを企業が実践するためには何をすれば良いのでしょうか?――世界共通の理念と市場の力を結びつける道を探りましょう。 民間企業のもつ創造力を結集し、弱い立場にある人々の願いや未来世代の必要に応えていこうではありませんか。――第7代国連事務総長 コフィー・A・アナン――ESGという言葉自体は、企業の中長期的成長のために不可欠な要素として、すでに一定の認知度があります。しかしながらビジネスの現場では、金融業界や投資家、経営者が取り組むこととして認識され、ESGに取り組む部門や業務の仕組みが社内にあったとしても、何が本当に求められているのかについて理解されていないように見受けられます。▼世の中の物差しが大きく変わった今こそ理解しておきたいESG×リスクマネジメント・コーポレート戦略・KPI立案、サステナビリティ情報開示、ESGスコア改善に役立ちます。ESG開示基準をもとにしたサステナビリティ文脈と、セクター/業種の特徴やマテリアリティを理解した上で、全社方針・戦略のもとに事業部門とコーポレート部門が協力し、ESGの取り組みを加速することが求められることは間違いありません。本書では、企業のコーポレート部門担当者であれば、ぜひ知っておくべき「ESGの必要性と本質」と、その「リスクマネジメント」についてわかりやすく解説します。