笑って、ゆるして。破天荒で規格外な家族との日々を振り返ると、そこには確かに“愛”があった。故郷・福島から東京、そしてパリへ――――。遠く離れたからこそ見える、いびつだけど愛おしい家族の形。『ねこしき』の猫沢エミが綴る、ユーモラスでときにせつない、ブラック・ファミリーヒストリー!【目次】第1章 リヴォリ通りの呉服店第2章 悪美ちゃんへ第3章 アメリカの別荘第4章 星の王子さまとハゲの王子さま第5章 移動“呪”祭日第6章 服と全裸と父サピエンス第7章 風呂ガス爆発第8章 猫沢家の美味しい水第9章 シュール・ジジリズム第10章 ノストラダムスに夜露死苦第11章 ヅ・ラ・ランド第12章 湯湯しき問題第13章 死んでいるのに死んでいない人々第14章 笑いと許しの終末介護第15章 半分閉じたカーテンあとがき そこに愛はあった