柔弱な第三王子フレディの婚約者としても、父にないがしろにされる侯爵令嬢としても、幼い頃から苦労してきたリーファ。彼女が心安らげるのは、学園の男性教師ラーシュの手伝いをしながら穏やかに過ごす時くらいだった。そんなある日、リーファは父から義姉がフレディの子を身ごもったため婚約を解消して卒業後は修道院へ入るよう通達される。そのつもりでいたリーファだったが、ラーシュへもそのことを伝えると彼の態度が豹変! なんと学園内のカフェテリアでうたた寝をしていた最中、突然キスされ「俺のものになれ」と言われてしまう。しかも、ラーシュの正体は実は王弟という話で……!? ※電子版は単行本をもとに編集しています。