「エレドア・ラスキタン。きみには王太子妃殺害未遂の疑いがある」
リゲル王子からそう告げられたイーズァ国、リゲル王子の婚約者であるエレドアは頭の中が混乱していた。
私がその王太子妃のはずなのに、自分が自分を殺害未遂?
しかも、リゲル王子の横で笑っていた女が新しい王太子妃みたい…おまけに王子の子も孕んでる!?
私、エレドアは為す術もなく婚約破棄をされ、王都を追放されてしまったの。
そこへ突如、「聖竜」と名乗る全身真っ白で美しい男が目の前に現れた。
その男、ウイアスの目的は先祖代々縛られているイーズァ国との契約を切って自由になりたい!
私、エレドアの目的は腐敗がはこびるこの国の政治を変えたい!
冷静不憫な聖女エレドアと美しい俺様聖竜ウイアスの反撃が今、始まる!