あらすじ統合歴179年12月3日は、レギウム共和国史上、特筆されるべき日である。 この日、ドラグノフ連邦軍が大挙して東部国境を侵犯、ネシュト川東岸領への無血進駐を果たす一方で、レギウム国内においては精鋭部隊による武装蜂起が発生した。 統合レインジャー連隊の一部が決起し、これを鎮圧せんとする部隊との間で激しい銃撃戦が交わされたのである。 ――その渦中で、“何か”が目覚めた。 それは大局の中では小さな事象にすぎないはずであったが、あるいはそれこそが朱文字で記されるべき事項であったのかもしれない‥‥。