「今、ぼくにフェラチオしたくてたまらないでしょう?」
キャリアウーマンのデルタは、仕事と他人のために尽くすことで欲望を昇華しているが、
ときには盛りのついた中年女の本能むきだしで、出会い系サイトで不毛な男漁りをする。
だがその日、待ち合わせの喫茶店に現れたコナーは、夢に出てきてほしいと願うようなハンサムな大学院生だった。
「あなたみたいにセクシーな人……初めて会いました」
彼がテーブルの下でデルタのスカートの中にてのひらを押しつけ、じわじわと股間に近づけてくる――卑猥な言葉とともに。
デルタはとめどなく湧き上がる渇望を感じて、彼にむしゃぶりつきたくなった。
二人はタクシーを拾い、コナーのアパートメントへ。
来客をもてなそうとキッチンに向かいかけた彼を、デルタが引き留める。
「飲み物はいらないわ。いるのはあなただけ」
ツイードのズボンのファスナーを下ろし、彼のものを両手でなでさすると、喉の奥へ深々と受け入れ……。