1944年11月、トーラス作戦を発動した米太平洋艦隊は、小笠原諸島、マリアナ諸島を攻撃し、一路、帝都・東京へ進路を向けた。
日本海軍は、米海軍の進撃を阻むべく、鳥島西方海上にて真っ向勝負を挑む。
しかし、ポスト・パナマ級の戦艦に第一艦隊の戦艦6隻が屠られ、第二艦隊の「金剛」と「比叡」も、46センチ砲を有する「ヴァーモント」によって蹴散らされてしまう。
勢いさながら、短期間で日本を屈服させるべく、米巨大戦艦群が東京湾近海に肉迫。
一方の日本軍は、米太平洋艦隊の帝都強襲を阻止するため集結する。
はたして米巨大戦艦の砲撃から帝都を死守できるのか!?航空主兵主義vs.大艦巨砲主義の最終決戦が、ついに始まる!
本書は2014年4月に学研パブリッシングより刊行された『群龍の海(5)帝都死守命令』を改題・改装したものです。