Web3という言葉が、あらゆるところに浸透し始め、次の流行の中心となることは間違いないように思われている。『Web3 Is Going Just Great』(Web3は順調に広がるか)というウェブサイトを立ち上げたモリー・ホワイトは、Web3がさまざまな問題の解決に役立つという期待が高まっている現状に警鐘を鳴らす。本インタビューでは、企業がWeb3プロジェクトを立ち上げる際に共通して見られる間違いや誤解、インターネットハラスメントやプライバシー保護に与える悪影響といった負の側面を取り上げる。それとともに、Web3推進派が語る富と機会の平等や、ウェブの民主化といった楽観的な見通しにも疑問を呈する。
*『DIAMONDハーバード・ビジネス・レビュー(2022年12月号)』に掲載された記事を電子書籍化したものです。