【内容紹介】
近くて遠い「韓国」で、実質破綻した銀行の「再建」を担う。
いかにも稀有で、日本人には困難に思えるミッションに、果たしてどのように取り組んだのか?
モラル崩壊、人種間対立、利権争い、差別と偏見、マスコミの攻撃、反日感情、歴史・領土問題・・・・・・。
様々な葛藤を抱えながらも、普遍の原理原則に従い、銀行のあるべき姿を取り戻すことに、その答えはあった!
本書は、言語も文化も思考も異なる隣国の韓国で、実質経営破綻した地場の貯蓄銀行の再建に、日本人がたずさわった話である。
企業再生に有益な実務書というよりは、泥臭い奮闘記といった方が当てはまる内容だが、異国での得難い経験が描かれている。
異国や異文化において何事かを成さんとすると、言葉の違い、考え方の違い、社会制度の違いに多々直面し、双方互いに葛藤を抱えることになる。
それでも同じゴールを共有している限り、これらの問題は必ずともに乗り越えることができる。
時間がかかっても相互理解を進め、協力して歩み続けていくこと。
本書は、そんな成功方程式を教えてくれる。
【著者紹介】
[著]中村 秀生(なかむら・ひでお)
Credo Partners株式会社 代表取締役
【目次抜粋】
第1章 波乱 2013年2月~8月
第2章 混迷 2013年9月~12月
第3章 再起 2014年1月~12月
第4章 転機 2015年1月~9月
第5章 有終 2015年10月~2016年3月